改めて
帰り道で動けなくなり、迎えに来てくれた彼に病院へ連れて行ってもらった私。
結局そのまま入院して、前回の細胞の組織検査の結果を待ちつつ造影CTを撮影し直すことになりました。
毎週入院して職場には迷惑をかけたなぁ…。
入院中は痛みもあってあまり食欲がわかず、看護師さんの勧めで補食のアイスやらゼリーやらで生きていた気がします。
先日体調を崩した時もそうだったのですが、私は気持ちが悪くなると醤油系やだし系がダメになるみたいでそんな時は果物ばかり食べていました。
その時はスイカをメインで生きていたので、彼にはカブトムシなんて言われてしまったり…。(カブトムシにスイカはあげちゃダメですよ!)
CTを撮った日の夜、組織検査の結果も出たのでまとめて結果の説明を受けることになりました。
急ぎだったのでナースステーションで画像を見ながら話を聞きました。
結果として、その時の診断は充実性偽乳頭状腫瘍(SPN)。
この時点ではまだNETの診断ではありませんでした。
組織検査はさらに詳しく免疫染色をする必要になったとのことで、もう少し確定までには時間がかかるとのことでした。
SPNとは。
国立がんセンターのホームページによると
充実性偽乳頭状腫瘍(solid pseudopapillary neoplasm)は略してSPNと呼ばれます。SPNはその名の通り、本来は中が詰まった腫瘍ですが、腫瘍内の血管が破綻し腫瘍内で出血や壊死を来たすことにより嚢胞が形成されます。腫瘍内に石灰化を伴うこともあります。若い女性に多い(90%)のが特徴で、低悪性度の腫瘍ですが、まれに転移することがあるため、見つかった場合には切除が勧められます。
となっています。
若い女性に発症することが多く悪性度は低めで、手術で切除すれば再発の恐れも低い腫瘍です。
しかし私の場合、この時点で既に肝臓への複数の転移が認められた為、手術はできないと言われました。
このこともあり、最初から先生は早く治療に入るように言っていたのでした。
がんでないとはいえ、抗がん剤治療が必要になると言われると病気が一気に現実味を帯びた気がしました。
話を聞くたびに泣けて来てしまってホントに困ったものでした。
でも彼が抗がん剤の副作用で脱毛しないか私以上に気にかけており(彼自身が薄毛を異常に気にしている為)その話をしたら「彼気にするほど薄毛じゃないのに 笑」と先生が言ってちょっと笑い話になり、少しだけほぐれた気はします。
そしてその次の日には、急遽私の両親が地元から来てくれることになり、さらにスピードを増して話が進むことになるのです。
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